教養としての芸術学

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2020年度S2ターム(火曜・金曜2限)「理論と実践から芸術を学ぶ」実施内容

授業趣旨

全学自由研究ゼミナール「教養としての芸術学」は講読や創作体験を通して、芸術を座学と実践の両面から学ぶ授業です。

2020年度S2タームでは演劇と音楽を対象に、作品や理論を参照しながら実際に創作を行うワークショップを行います。これらを通して芸術に触れ、自分なりに表現してみることを目指します。実施にあたり第一線で活躍する学外のゲスト講師からの協力を得て開講します。 音楽や演劇の実技経験は不問ですので、興味はあるけれどもこれまで機会がなかったという人や、異なる物の見方や自分を表現する新しい方法を探している人も歓迎します。受講者には授業外でも準備に取り組み、芸術作品に多く触れる積極性を期待します。

【授業オンライン化を受けて】本授業は元々実習を含む授業ではありますが、それも含めてオンラインで実施することになりました。このような時期だからこそ、その場に人々が集まることのない状況での表現について考えてみる機会とします。

※オンラインでの説明会は、4月10日(金)、4月14日(火)、4月17日(金)の昼休みにあたる時間(12時15分〜12時45分)に開催します。説明会URLはUTASに記載してある授業URLと同じものです。

授業説明会資料

ゲスト講師略歴

西尾 佳織 Nishio Kaori

劇作家、演出家、鳥公園主宰。幼少期をマレーシアで過ごす。東大表象文化論卒業、東京芸大芸術環境創造科修了。2007 年に鳥公園を結成以来、全作品の脚本・演出を担当。「正しさ」から外れながらも確かに存在するものたちに、少しトボけた角度から、柔らかな光を当てようと試みている。2018 年より、マレーシアのダンサー・振付家の Lee Ren Xinと、からゆきさんのリサーチプロジェクトを進めている。

野口 桃江 Noguchi Momoko

桐朋学園大学音楽学部 作曲理論学科卒業。蘭デン・ハーグ王立音楽院 ArtScience 学科修士課程修了。現代音楽をベースに、光、映像、生体情報を扱った作品や即興パフォーマンスを日欧各地で発表している。エンジニア、ダンサー、映像作家との共同作品も数多く手がける。近作に、EV をアート化するプロジェクト「SENSORIAL DRIVE-ヒトと車の共感覚-」、演奏者の鼓動をピアノと接続する「SYNESTHETIC PIANO」など。

ワークショップ内容

演劇テーマ:「リサーチから作品をつくる」

人はなぜフィクションを必要とするのでしょう? 私たちは日常的に、身の周りにあふれる「オハナシ」を楽しんでいますが、その生成過程についてじっくり考えたことはありますか? この授業では、参加者各自の興味に従って、実在する人、もの、事をリサーチすることから作品をつくります。それは多かれ少なかれ、自分のものの見方で他者を切り取り、解釈して、ある形を与えてしまう行為です。他者をフィクション化することの権力性や暴力性と向き合いながら、創作を通して、自分と他者の〈あいだ〉にもぐっていってみましょう。

音楽テーマ:共感覚的ワークショップ/「遊び」をとおして作品をつくる。

日常からこぼれ落ちてしまう、微かな感覚に耳を澄ますことからはじめ、多感覚/ 共感覚的ワークや、オンライン上での即興セッションを段階的に行っていきます。また、多様なジャンルからなる芸術作品とその理論、
手法、美学的背景について紹介しながら、今この瞬間に生まれる「オンラインにおける芸術表現」についても、遊びをとおして探求します。後半では、個人もしくはグループに分かれ、小作品の制作を行う予定です

キーワード:現代音楽, 実験音楽, 電子音響, サウンドアート, 民族音楽, 古楽, メディアアート, 電子工作, DTM,映像編集, 図形楽譜, アルゴリズミック・コンポジション, ノイズの美学, 天球の音楽, アポロとディオニュソス

履修方法

履修登録のうえ事前にアンケート(https://forms.gle/XeFZ6xtUXDTr3yTs5)に記入し提出しておいてください。授業内での連絡はSlackを用います。

Aセメスター(金曜2限)「音楽劇への学術的アプローチ」実施内容

授業趣旨

全学自由研究ゼミナール「教養としての芸術学」は講読や創作体験を通して、芸術を座学と実践の両面から学ぶ授業です。

2019年度Aセメスター「音楽劇への学術的アプローチ」は、音楽劇を通じて芸術と社会の接点を学ぶ授業です。具体的には歴史や言語、音楽や美術など様々な観点からの分析・調査・企画立案と発表を通じて、音楽劇の社会的な機能と意義について考察します。実施にあたっては講読や演習だけではなく、創作体験(実践体験や企画プレゼンを含む)を通して、芸術を座学と実践の両面から考察することを目指します。「音楽劇」がカバーする範囲は大変広いものですが、本授業では差し当たってオペラやミュージカルを中心とした西洋音楽劇から始めます。ただし授業後半で、より広い地域を対象としたジャンル、さらに柔軟な音と言葉の関わり方など、より広義の意味での音楽劇を定義し発信することも歓迎します。

  • 受講人数を 20 名程度に制限します。受講希望者は必ずガイダンスに参加してください。
  • 授業の内容は進捗状況、理解度に応じて一部変更することがあります。
  • 授業外でチームでの作業が発生することがあります。

アートマネジメント ゲスト講師略歴(第8回授業、第13回発表会フィードバック)

鐘ヶ江 織代 Kanegae Oriyo

福岡県出身。桐朋学園大学卒業(音楽学)。滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、京都コンサートホールの各事業課を経て、トーキョーアーツアンドスペース(旧トーキョーワンダーサイト)では「若手のための現代音楽企画ゼミ」を企画するなど、若手クリエーターの育成・支援事業に携わる。アートマネージャーとしての活動の傍ら,専門知識を伴わない集団の中で生まれる身体的な表現について興味を抱き,現在,青山学院大学大学院社会情報学部ヒューマンイノベーションコース博士課程前期に在籍。人々の語りやナラティブに注目し研究している。

授業関連イベント(課題)

「オペラを身近に!」第3回 オペラ彩12月公演《ナブッコ》稽古場見学会

日時 2019年12月7日 10:30~12:00 / 12:30~14:30(入場無料、予約不要、出入り自由)
会場 早稲田大学早稲田キャンパス 14号館201教室

<稽古見学会詳細>
上演作品 ヴェルディ作曲オペラ《ナブッコ》(抜粋)
10:30~12:00 稽古場見学会 第1部(合唱のみ)
12:00~12:30 休憩
12:30~14:30 稽古場見学会 第2部

コーディネート:和田タカ子(オペラ彩代表、総合プロデューサー)
演出:直井研二 指揮 平野桂子
歌手:ナブッコ 他 主要キャスト
合唱:オペラ彩合唱団 他

主催(四者共催)
 ・早稲田大学演劇・舞台芸術副専攻全体活動(担当 澤田敬司教授)
 ・東京大学教養学部附属教養教育高度化機構社会連携部門教育プログラム「音楽劇への学術的アプローチ」(担当 岡本佳子特任講師)
 ・オペラ学研究会(代表 森佳子)
 ・特定非営利活動法人(NPO)オペラ彩(代表 和田タカ子)

オペラ彩 第36回定期公演 オペラ《ナブッコ》 鑑賞

日時:2019年12月21日(土)、22日(日)のどちらか
会場 和光市民文化センターサンアゼリア 大ホール (公演詳細

スケジュール

Aセメスター

9月27日(金)2限

ガイダンス

10月4日(金)2限

オペラを学ぶ方法(講義1)

10月11日(金)2限

ビブリオバトル音楽劇版/解説文執筆のためのテーマ選定

10月18日(金)2限

オペラを学ぶ方法(講義2)/解説文の執筆(1)

10月25日(金)2限

ミュージカルとオペラの違い(講義3)/解説文の執筆(2)

11月1日(金)2限

オペラと政治(講義4)/解説文の執筆(3)

11月8日(金)2限

解説文完成と作品分析発表

11月29日(金)2限

企画を立てよう(ゲスト講義)

12月6日(金)2限

《ナブッコ》鑑賞に向けて(1)/企画のための調査

12月13日(金)2限

企画立案と中間発表

12月20日(金)2限

企画修正と資料作成/《ナブッコ》鑑賞に向けて(2)

12月27日(金)2限

資料作成とブラシュアップ

1月10日(金)2限

企画プレゼンテーション発表会

教養としての芸術学へのお問い合わせ

y.okamoto[at]komex.c.u-tokyo.ac.jp

東京大学教養教育高度化機構 社会連携部門 岡本佳子