教養学部生のための
キャリア教室

キャリア教室1・Aセメスター

20年先輩のリアルを知りにいく
——きくこととつたえることのワークショップ

担当:高橋 史子

ゲスト講師:浅利雅士(楽天株式会社)
〜2003年東京大学教育学部卒。数社での勤務経験のなかで、他人の話を聞いてサービスを考えたり、社内のメンバーの話を聞いてプロジェクトマネジメントに活かしたりする作業を多く行ってきたそうです。自身でもさまざまな研修やワークショップに参加し、他人の話を聞くということを大事にしてきたという経験を活かし、今回のゼミの共同企画していただいています。〜

概要

このゼミでは、受講者の多くのみなさんよりおよそ20年先輩である東大卒業生に会いに行き、入学からこれまでの20年間を振り返るような話をきいてきてもらいます。仕事の話やプライベートの話、趣味の話などなど、何が話題の中心になるかわかりませんが、話をきいてきた上で、みなさんにゼミでその話を共有していただきます。受講生一人が卒業生一人の話をききにいき、クラス全体できいてきた話をできるだけ、そのまま伝えるという作業をします。最終的には受講者数と同じ数だけの卒業生の過去20年の話をできるだけ知っている状態になることを目指しています。 

さて、「きく」ということをあなたは普段どれくらい意識的に行っているでしょうか。また、他人の話をどれくらい「きく」ことができているでしょうか。そして、他人の話を聞く際に、どのような姿勢で、どのような考えを持って聞き、どのようなリアクションをしているのでしょうか。

卒業生の話をききに行く前に、このゼミでは、「そもそも私は他人の話をどのようにきいているのだろうか」という、素朴な疑問を基に、自分自身がどのような話のきき方をしているかを徹底的に知ることを目指します。「正しい」聞き方やコミュニケーションスキルを磨くというようなことを目指しているわけではありません。もしかすると、このゼミを受けたあとに、受講者の皆さんそれぞれにとっての「正しいきき方」や「より良いきき方」というものができるようになるかもしれません。が、それ自体はこのゼミの目的ではありません。あくまで、自分のきき方の「現在地」を知る、それがこのゼミの目指すところです。

授業の目標

スケジュール

授業の方法

ワークショップ形式

成績評価方法

8割以上の出席。30分以上の遅刻は欠席扱いとします。

各回の振り返りや課題などに取り組むこと。文字にして共有してもらいたいと思います。

履修上の注意

本ゼミは、ゼミを目的にかなった方法で進めるため受講者数を制限させていただきます。
4/22のガイダンス出席者で履修をご希望される方に限定させていただきます。
ガイダンスに出席した方(グーグルハングアウトに登録済み)は、ハングアウト上で連絡済みですので、ハングアウトをご確認ください。
連絡が確認できない等、ご不明な点がありましたら担当者までお問い合わせください。

たくさんの方にご関心をお寄せいただき、ゲスト講師、企画者ともども心より感謝申し上げます。

原則、体調不良等のやむを得ない事情を除いて、すべての回に出席してください。グループでの作業を行うことが多いので、遅刻もできるだけしないようにしてください。

ゲスト講師からのメッセージ

駒場を離れてから、だいたい20年くらいになります。自分も周りの友人も、本当に多様な人生を歩んでいます。 大学生の頃には、卒業後の生活にこんなにも多様なストーリーがありうるなんて全く想像もつきませんでした。

仕事の肩書だけを見れば、民間企業で働いていたり、起業していたり、 弁護士だったり公務員だったり研究者だったりします。でも、どんなことを得意として働いているか、それまでどんな経験をしてきたか、それを純粋にきいてみると、それぞれに全く異なる多様な働き方・生き方があったりします。そうした先輩のリアルを駒場の頃の僕が知っていたら、今とはまた異なるかたちでの人生の選択があったかもしれない。そんな思いからこの講義を企画しました。

みなさんにはこの13回の講義を通じて、できるだけ多くの先輩のできるだけリアルな卒業後のストーリーを知ってほしいと思っています。しかも、先輩の”かっこいい”プレゼンテーションや完成されたインタビュー記事からではなく、みなさん自身が話をききにいき、この場所でシェアすることを通じて。そうすることで、できるだけリアルな部分が残った、みなさんからの距離が近いストーリーが知れるんじゃないかと思っています。

ただし、「話し手が言いたいことは何か」と要約することに集中したり、事前に立てた仮説を検証したり、内容の良し悪しや優劣をジャッジしたりするようなききかたでは、そうした話はとらえられません。だから、どうすればありのままの話がきけるのかを数回に渡って一緒に考えるところから、講義をスタートしていくつもりです。 その後、僕たちが用意した先輩リストの中からみなさんに対象を選んでもらい、各々でストーリーをきいてきてもらおうと思います。その結果をここにいるみなさんが何らかの方法でシェアしあって、 結果としてみなさんができるだけ多くの先輩のリアルを知っている状態になる。というのが理想の進み方です。

基本的にはこの手順通りに、事前に毎回やることを決めて進めていきますが、 様子をみながら変えていく可能性はありますのでご了承ください。

言語

日本語