教養学部生のための
キャリア教室

キャリア教室2・A集中

知識を実践に、実践から知恵へ(社会連携プロジェクト)

注意! 本授業は履修登録の他に、事前エントリーが必要です。(履修可否結果は個別に連絡済み)

授業趣旨

 本授業は学外協力者の方が提示するミッションにチームで取り組む、短期集中型のプロジェクト型授業です。2015年度冬に第1期を開講以降、第4期まで開講しています。2017年3月31日現在、76名の学生、12社50名の学外協力者の方々に参加いただいています。

 全受講生が1週間のミニプロジェクト × 複数プロジェクトの実践を行うスケジュールとなっているため、多彩な企業・セクターの仕事を体験することができます。希望者にはオフィスや工場見学などの機会も! 企業や官庁の方と実際の課題に取り組みながら交流できる絶好の機会です。みなさまの履修をお待ちしています!

基本骨格

2017年度実施スケジュール&プロジェクト

2017年度 冬(第5期)

ガイダンス

2018年 1月29日(月)ガイダンス&導入ワークショップ 14:00–17:30

実施プロジェクト(全日 14:00–18:00)

2018年 1月30日(火)・2月2日(金) 14:00–18:00 at K201
行政制度をリノベーションしよう (内閣府地方分権改革推進室)

私たちの身の回りには、人口減少、少子高齢化、待機児童問題、空き家問題など、多様な課題があります。地域が自らのアイデアで、時代にフィットした政策を実行する「行政制度のリノベーション」を行うことによって、子ども・子育て支援、老人福祉、まちづくりなどの地域の課題を解決に導き、住民生活の向上に貢献することができます。本プログラムでは、学生の皆さんと内閣府職員とで、地域の未来、課題解決に役立つ創造的なアイデアを一緒に考えましょう。

2018年 2月6日(火)・9日(金) 14:00–18:00 at アクサ本社
To be a true life partner for our customers
保険を超えたソリューション企画開発 (アクサ生命保険株式会社) 

これまで、生命保険会社とお客さまは、保険金・給付金の支払者と保険契約者という金融契約に基づく関係にありました。しかしこれからの保険会社は、お客さまの健康と安心を支えるパートナーとして、保険にとどまらない包括的な新ソリューションを提供したいと考えています。国の医療費削減に貢献し、人々が健康寿命をまっとうし、より満足度の高い生活を送るために保険会社が提供できるサービスとは何か、消費者が継続して使える仕組みはどんなものか。今回のプロジェクトではこうした点を検討し、ソリューションを企画開発します。

2018年 2月13日(火)・16日(金) 14:00–18:00 at K201
ICT で社会に新たな価値を ~平昌オリンピック・パラリンピックに触れて、ダイバーシティを考える~ (日本電気株式会社)

1964年の東京オリンピック。実況テレビ国際衛星中継でNECの衛星通信機器が活躍し、スタジアムと同じ感動を世界中の方々に届けました。そして、来たるべき東京2020。最新のICT(情報通信技術)を活用することで実現する新しい感動体験、及び、感動体験を支える安全・安心・効率・公平な社会ソリューションを一緒に共創し、東京から世界に発信していきましょう。

2018年 2月19日(月)・22日(木) 14:00–18:00 at K201
日本の財政健全化に挑む。(財務省)

日本の財政は少子高齢化にともなう急速な社会保障費の増加に対応しつつ、たゆまぬ努力で持続可能な構造に転換していかねばなりません。本プロジェクトでは、労働人口の減少が見込まれる日本の経済社会と一体の関係にある財政の現状理解をもとに、若い自由な発想で新たな経済・財政政策や税制を考えて、現役の財務職員に提案を行います。 希望者には若手職員との懇談や省内見学の機会も設けています。民間企業と官庁との業務や考え方の違い・共通点を知ることができます。

参加者の声

受講学生の声

Voice 受講学生の声

失敗や笑われたりすることに強くなった自分に気づきました。思い切ってやってみることは案外こわくないと知れたので、思い切った行動に出たいです。

自分は人の上に立つ器ではないと思っていたのですが、チームのみんなに「まとめてくれてありがとう」と言われて、自分で限界を決めなくていいのかな、と思うことができた。

リサーチをしっかりとすることは、例えメインでその案を使えなくても、比較や検討に大変よく使えるので、出来るだけ多くのリサーチをする大切さを改めて感じた。

実現可能性や競争性まで考慮にいれたプロジェクトだったので、考える要素がたくさんあり、やりがいがありました!もっと長い時間をかけてもやってみたいと思いました。

企業の皆さんが、自分が思い描いている企業の方のイメージと違って、より親しみやすく、共に考え、いい考えを思いつけるヒントをくださったので、プロジェクトが始まる前よりも、企業の方との「共創」が楽しみになった

普段接する機会のない年代の方とお話ができてよかったです。のびのびと考えさせていただけたのがよかった。もっと時間をかけたい。

この授業で、自分に対する新たな視点が得られました。また企業や現状の日本の抱える問題に対する新しい視点も持ち帰れると思います。

将来の職について、十分に悩んでいいという”自信”を得ることができた!

このプロジェクトの経験から、東大にはなかなかない他人を認め合う環境づくりやグループワークを行う力、様々な立場から真剣に考えること(言うは易し産むはかたし)を持ち帰れるとおもいました!

Message これから受講する皆さんへ

普段チームでなかなか頭を使う機会はないので、とてもいい機会になると思います。

いろいろな社会人の方と交流できるとても良い機会です。様々な分野の話を聞くと視野も広がります!

短時間で結構濃密な時間を過ごせます。良い経験になります!

「習うより慣れろ」を少しだけ実践してみませんか?意外と楽しいですよ!

自分でしっかり調べて、意見をしっかり発信しよう。

この授業は思ったより多くのことを得られると思います。やったことがないことに積極的に取り組めるようになると思うので、楽しんでください!!

たくさんの社会人と出会い、様々なことを学べます。単位以上のものが得られます!

人の話を聞け!! + 主張!!

キャリア1ではリーダーの話を受動的に聞くことが多かったが、このキャリア2では、本当に企業や官庁の社会人と”real”につながることができて、realなイメージをうけとれて本当に良かった!!

参加企業/官公庁さまの声

Voice 参加企業さまの声

同じ業務を継続していると、専門性は深まる反面、思考が凝り固まってしまう感もあるので、多少日常業務にしわ寄せがいっても、他部署の人と一緒に、普段と違う仕事をしてみることも有意義であると感じましたので、またこういった機会があればよろしければお声掛けいただければ嬉しいです。

学生を交えてのディスカッション自体も新鮮でしたが、改めて証券市場を俯瞰的・多角的に眺めて考えたり、個人投資家や企業目線に立って考えることが出来て、自分にとっても得るものが多い機会となりました。

ワークショップ、特別ナイトセッション共に楽しく、学生以上に僕らが多くを学ばせていただいた気がします。特別ナイトセッションでの「“働く”って何だろう?」という問いかけ。貼られたポストイットを拝見すると、まさに「社会連携」なんだなぁーと。今回のご縁を続かせていただき、ぜひ、今後も社会連携できる機会を頂戴できればと願います。

授業レポート

プロジェクト授業についてのレポートを掲載しています。

「参加企業/官公庁さまから見た本授業とは?」ということで、連携企業の一つであるNEC様に授業レポートを執筆いただきました。是非ご覧ください。