現代の子どもや青少年を取り巻く様々な問題について,社会科学の視点から学ぶことを目指します。
問題に社会がどう向き合うべきか,自分はどう向き合っていくか,一緒に考えてみませんか?
子どもや青少年を取り巻く様々な問題のうち一部を取り上げ,実情や学術的知見をとりあげながら課題を分析します。それらの問題について,知識を身に付けるだけではなく,問いのない問題について,対話をしながら,他者を尊重しながら自分の意見も尊重して,何人かで協働しながら考えるということを目指します。
対話の中でも意見の差異が生じた際に,それをどう扱うかということも体験しながら学んでいきます。心理的な安全とは何か,相手を尊重した対話の姿勢などについても,協働学習の中で実際に身に付けていくことを目指します。
インクルーシブ教育などのキーワードに関心がある方も,こういったキーワードを耳にするけども,正直どうなんだろう・・・と思っている方も,いろいろな立場の方の対話によって議論を深めていきます。
またいくつかの理論的な枠組みも含めた問題の多角的な捉え方をできるようになることを目指します。
講師として野口晃菜氏(一般社団法人UNIVA)と担当教員山岡の2名で授業を進めていきます。青少年や子どもの支援や研究に携わる講師による議論のほか,テーマごとにさらに特化して支援や研究を行っているゲスト講師をお招きする回もあります。詳しくは追ってHPなどで連絡します。
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・履修希望者が20名を超える場合は、エントリーフォームの記載項⽬による選考を⾏うことがあります。
・基本的に全ての回に出席してください。
・特にゲスト講師がいらっしゃる回には遅れないように参加してください。
・⽋席の場合には授業⽇午前10時までに⽋席届を提出してください。
・連絡事項及び資料共有は、メールあるいはGoogleドライブなどで共有します。
・事前に資料を読むといった課題がでることがありますので、課題に取り組んでください。
・グループワークについて,個人の事情で参加が難しい場合などについては事前にもしくはオリエンテーションの際に担当教員までお知らせください。
・話し合いなどで不安なことがある場合は担当教員が個別のフォローアップを行いますので必要がある場合はお知らせください。
教室:K402
第1回(4/9) 90分 | オリエンテーション |
第2回(4/16) 90分 | 子ども・青少年のライフステージ,システム論と現代の社会構造 |
第3回(4/23) 90分 | 障害の社会モデルと合理的配慮 |
第4回(4/30) 90分 | 貧困・孤立・教育格差 |
第5回(5/14) 90分 | 児童虐待 |
第6回(5/21) 90分 | いじめ・非行 |
第7回(5/28) 90分 | 不登校・ひきこもり |
第8回(6/4) 90分 | 障害 |
第9回(6/11) 90分 | 児童精神科医と考える |
第10回(6/18) 90分 | 多様性を考える① |
第11回(6/25) 90分 | 多様性を考える② |
第12回(7/2) 90分 | 多様性を考える③ |
第13回(7/9) 90分 | まとめ |
yamaokaa[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp
教養教育高度化機構 社会連携部門 山岡あゆち