現代の日本のもつ社会課題にどう取り組むか。社会と結びついた自分のキャリアを考えてみませんか。
”現在の社会は、テクノロジーの進化による産業構造の変化や働き方の多様化、また、少子高齢者社会の進行による労働人口の減少による人材不足など、現代の労働市場は急速に変化しています。こういった社会環境の中で、人生100年時代を生きていくためには、キャリア形成を誰かに任せるのではなく、主体的にキャリアを形成していくことが求められています。また、皆さん1人1人が大学卒業後に望ましい初期キャリアを形成するためには、①自己理解(いまの自分について知り、未来のヒントを得る)、②仕事理解(社会・企業・仕事の最新情報を自分と結びつける)、③キャリア積極性(将来を前向きに考え、行動につなげる)といった3要素が重要です。本授業では、大学1年生段階から自分のキャリア観を養うきっかけになり、今後の大学生活をより充実させるための講義を展開していきます。
今期は社会課題の中でも地方創生をテーマに扱い、様々な立場から地方創生の課題に取り組むゲスト講師のお話を聴くことで,同じ社会課題についても多面的な向き合い方があることを学びます。自分たちのこれまでの人生で経験してきた原体験を元にチームで協力をし、グループワークに取り組んで頂きます。
本授業は株式会社マイナビで大学生向けのキャリア形成支援教材等を企画、提供している講師が、最前線の実務体験に基づいて、これからのキャリアの考え方をテーマにしたPBL型(Project Based Learning)授業のファシリテーションを行います。
■授業の目標
①自分のこれまでと授業での経験を通じて、自分自身を多面的に理解し、かつチームの中で自分が発揮できる力を見つける
②履修生、ゲスト講師、教員、TA、メンターとのコミュニケーションを通じて、多様性を理解し、幅広い視野と柔軟な思考を身に付ける
③課題解決型ワークを通じて、ビジネスプランを考える一連の流れについて理解をする”
・授業は一方的な講義ではなく、個人ワーク,グループワーク,講師と履修生の双方向のやり取りを通じ、新たな視点・気付き・理解が深まるように進めていきます。
・授業中盤の課題解決ワークでは、教員・TAだけでなく、社会人にもメンターとして入るため、社会で実際にプロジェクトを進める際のポイントも学べるため、今後の学生生活でも活かせるように配慮していきます。
【第12回】のプレゼンテーションでは、課題テーマに知見がある社会人からのフィードバックを得ることができます。”
・授業は初回のガイダンス以外すべて対面です。
・履修者数は最大30名前後とします。
・授業前半でグループを編成し、その後はグループワーク中心となるため、体調不良などのやむを得ない事情による欠席を除き、すべての授業に出席してください。
・初学者向けの授業のため、特別な知識は必要ありませんが、主体的に学ぶ姿勢とグループワークで他者と協力して取り組む姿勢を持って学習することを期待します。
教科書は使用しませんが、授業中に理解を深めるための参考URL、書籍等を適宜紹介しますので、授業後に確認することで理解が深まります。
授業後半で、グループでプレゼンテーションをするため、授業外でグループで課題について調べる時間を設けることで、より学習効果が高まります。
教室:後日発表
第1回(4/7) 90分 | 授業ガイダンス |
第2回(4/21) 90分 | 自己理解① 自分のこれまでの人生における経験について振り返る |
第3回(4/28) 90分 | スキル理解① 課題解決ワークオリエンテーション |
第4回(5/8) 90分 | 社会理解① 社会で活躍する社会人から地方創生について学ぶ~民間企業編(JAL)~ |
第5回(5/12) 90分 | 社会理解② 社会で活躍する社会人から地方創生について学ぶ~官公庁編(東京都)~ |
第6回(5/19) 90分 | 社会理解③ 社会で活躍する社会人から地方創生について学ぶ~NPO法人編(むすびえ)~ |
第7回(5/26) 90分 | スキル理解② 課題テーマについてリサーチをする方法と実践 |
第8回(6/9) 90分 | キャリア積極性① テーマに対してのチームで課題を考える |
第9回(6/16) 90分 | キャリア積極性② テーマに対してのチームでアイデアを考えるa |
第10回(6/23) 90分 | キャリア積極性③ テーマに対してのチームでアイデアを考えるb |
第11回(6/30) 90分 | キャリア積極性④ テーマに対してのチームでプレゼンテーションの準備をする |
第12回(7/7) 90分 | キャリア積極性⑤ チームでプレゼンテーションをし、社会人からフィードバックを受ける |
第13回(7/14) 90分 | 自己理解② 自分の今後の大学生活と卒業後のキャリアを考える |