教養学部生のための
キャリア教室

現場に行くということ

現場に行くということ

授業趣旨

 現代社会は、科学技術をはじめとする多様な「知」によって支えられ発展してきました。一方で、その発展に伴い社会の問題はますます複雑化し、対立や分断も生じてきています。本授業では、そうした科学技術をめぐる社会の問題について、各種メディアでの言説や文献・資料だけでない「現場」からの情報を複数の側面から得ることの重要性を知ることを目的とした授業です。

 2017年度Sセメスターは原発問題を取り上げ、原子力発電や放射性廃棄物処理をテーマとする専門家をゲスト講師に迎え、原発事故の被災地である福島県飯館村・浪江町と、再稼働に揺れる原子力発電所という、それぞれ異なる「現場」への訪問を予定しています。もちろん短時間の訪問だけでは到底「現場」を理解できる訳ではありませんが、科学技術と社会をめぐる問題について、メディアでの言説だけでない「現場」の情報を複数の側面から知ろうとすることの意義を、本授業を通して議論したいと思います。

スケジュール

8—9月の夏休み期間中に以下5日間で予定しています。

【Day 1】 8月2日(水) 14:00-17:30

事前講義(2コマ・駒場)

【Day 2&3】 8月21日(月)・22日(火)

福島県飯館村・浪江町(1泊2日)

原発事故のため全住民が避難することになった飯館村および浪江町を関係者の案内のもと訪問します。

【Day 4】 9月8日(金)

柏崎刈羽原子力発電所(日帰り)

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所(東京電力ホールディングス)を訪問します。

【Day 5】 9月23日(土) 14:00-17:30

事後学習(2コマ・駒場)

原発事故の影響を受けた被災地、再稼働に揺れる原子力発電所のそれぞれの異なる「現場」に触れた上で、原発問題がどのような問題のフレームを持ちうるのかを議論し、報告書の作成を行います。